「誰にも会わずに仕事がしたい」
こう書くと、少し極端に聞こえるかもしれません。
人間関係が嫌いなわけでも、社会から距離を置きたいわけでもありません。
ただ私は、人と関わること自体が、年々とても大きなエネルギーを使うようになったと感じるようになったんです。
「会うだけ」で消耗していたことに気づいた
以前は、誰かと会って仕事をすることが当たり前でしたし、人と会うことが仕事でした。。
人と会うことのひとつひとつは大したことがないように見えても、それらが重なると、終わる頃にはどっと疲れていました。
仕事が終わったあとに残るのは達成感よりも、
- 今日はちゃんとできただろうか
- 余計なことを言っていなかっただろうか
- 相手にどう思われただろうか
そんな小さな思考の残りかすでした。
疲れていたのは「仕事」ではなかった
そしてあるとき、ふと気づいたんです。
疲れている原因は、仕事そのものではなく、仕事に付随する「人とのやり取り」なのではないかと。
- わかりやすく説明したり
- 気を配ったり
- 空気を読んだり
- 感情を受け取ったり・・・
これらはすべて、目に見えない消耗です。
特に、
「ちゃんとしなければ」
「期待に応えなければ」
と意識していたわけではないのに、無意識にそういう状態をつくっていたのでしょう。
同じ仕事を長く続けているうちに、消耗は大きくなります。
静かな時間のほうが、思考はよく動く
あえて仕事をする日を減らしていく中で、人と会わない日が続いたある期間、私は驚くほど落ち着いていることに気が付きました。
頭の中が静かで、
考えが途中で途切れず、
文章も、アイデアも、自然と形になっていく。
もともとひとりが好きだった私にとって、
誰にも会わないことは、孤独ではなく、
誰にも会わないことは、集中できる環境だったのです。
「誰にも会わない」は逃げではない
誤解されやすいですが、誰にも会わずに仕事をしたいというのは、仕事をしたくないわけでもなく、仕事から逃げたいわけでもありません。
むしろ逆で、
- 自分の感覚を守りたい
- エネルギーを無駄に消耗したくない
- 本当に大切なことに集中したい
そう思うようになった結果です。
年齢を重ねるにつれて、自分で「全部やる」「全部応える」働き方は、もう合わなくなっていたんです。
今は「会わなくても成立する仕事」を選んでいる
今の私は、
- 一人で完結する作業
- 感情のやり取りが少ない仕事
- 時間とエネルギーを自分でコントロールできる仕事
こうした条件を大切にしています。
誰かに合わせるのではなく、自分のリズムで淡々と進められる仕事です。
それはとても静かで、同時に、とても安心感のある働き方です。
誰にも会わないからこそ、続けられる
もし、
- 「人と関わることに疲れてしまった」
- 「会う仕事がしんどくなってきた」
そう感じているなら、それは弱さでも、わがままでもありません。
自分に合う働き方を探し始めたサインだと思います。
私にとって「誰にも会わずに仕事をしたい」という気持ちは、無理なく長く続ける仕事があると知る大切なきっかけでした。
そして、これから先の長い人生のなかでの働き方を変えていこうと思った、大切なターニングポイントにもなりました。
働き方を変えることは生き方そのものを変えることに繋がっていきます。
コメントを残す