長いあいだ、時間を切り売りしながら、お客さんに気を遣う働き方をしていました。
最初は、自分がやりたくて始めた仕事だったし、
「ありがとう」の言葉も嬉しかったし、明るい笑顔に変わっていく姿にやりがいも感じていました。
でも、体力が落ちてくるにつれて、その働き方が少しずつ負担になってきたんです。
自営業なので、1日休めば売り上げはゼロ。
たまの休みの日も、気持ちはまったく休まらず、夜になると
- 「今日、何もできなかった」
- 「売り上げがない」
そんな思いが頭から離れなくなっていったんです。
頑張れなかった自分への苛立ちと、先の見えない不安。
休んでいるはずなのに、どこにも余白がなくて、休むこと自体が怖くなっていったんです。
だからといって、時間を延ばして一日中フルで働けるかというと、それももう無理でした。
更年期を過ぎた頃から、体力ははっきりと落ちていて、「前みたいに頑張る」という選択肢自体が現実的ではなくなっていたんです。
これが、私が「自動化」や「仕組み」に興味を持つようになった、本当のきっかけでした。
ただ、「もう頑張れない」という事実を受け入れたとき、ひとつだけ、はっきりしたことがありました。
私は、働くことが嫌になったわけでも、仕事をやめたくなったわけでもなかった、ということです。
しんどかったのは、働き方そのものでした。
時間を切り売りして、その場その場で感情を使って、相手に合わせ続けなければ成り立たない設計。
それを、体力が落ちたあとも同じように続けようとしていたことが、一番の無理だったんだと思います。
「もっと頑張る」でもなく、
「気合を入れ直す」でもなく、
必要だったのは、自分を消耗させない前提で、働き方を変えることでした。
感情を使い続けなくても、毎回その場で頑張らなくても、きちんと回る形がある。
そう考えたとき、私の中で、働き方の概念が静かに変わり始めました。
こうして私は、感情を使わない働き方を選ぶことにしました。
ただし、いきなり完璧にできるわけではありません。
今はまだ、これまで詰め込みすぎていた毎日の中に、少しずつ「余白」を取り戻している途中です。
だから今月は、「余白に慣れること」をテーマに、日々の記録を書いています。





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